展示会の後は、千と千尋の世界へ――九份で過ごすひととき
- Excellcia Coffee
- 6月29日
- 読了時間: 2分
更新日:7月2日

台湾・台北での展示会出張を終えた翌日、少し足を延ばして、前から気になっていた観光地「九份(きゅうふん)」へ。九份は、台北からバスで約1時間。山間に佇むレトロな街並みが、あの宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』に登場する幻想的な風景と重なることから、日本人にも根強い人気があります。

今回は朝早くにホテルを出発し、バスに揺られて午前中には九份へ到着。まだ観光客も少なく、しっとりとした石畳の道を、のんびりと歩きながら散策を楽しみました。細い路地にはお土産屋さんやローカルグルメが並び、ふとした瞬間に異国の風を感じさせてくれる場所です。

お昼を過ぎた頃には、かの有名な茶楼へ。赤い提灯が並ぶバルコニー席で、台湾茶を味わいながら、窓の向こうに広がる山々と海を眺める時間は、まるで映画のワンシーンのよう。実はこのひととき、PCを開いてメール対応や企画の整理も。喧騒を離れた空間だからこそ、意外と集中できるのも、出張の合間ならではの魅力です。

心地よい風と香ばしいお茶の香りに包まれながら過ごす数時間。観光地でありながら、どこか懐かしく、どこか静かな九份の空気が、忙しない日常をそっとリセットしてくれました。出張のご褒美として、ちょっとだけ現実を離れる旅。そんな時間も、働く大人には必要なのかもしれません。
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