やなせたかし~アンパンマン~
- Excellcia Coffee
- 6月17日
- 読了時間: 2分
4月から始まったNHKの朝ドラ「あんぱん」。気づけば放送開始からもう2か月半。アンパンマンの原点を知ることで、改めて“やさしい正義”という言葉が心に響いてきます。
日本に住んでいる人であれば、誰もが子どもの頃にアンパンマンを見て育ったはず。
そして今、我が子がアンパンマンに夢中になっている姿を見て、「時代を越えるヒーローってこういうことか」と感じるかと思います。
アンパンマンは、アメリカのスーパーヒーローのように派手な武器は持っていません。でも、自分の顔をちぎって飢えた人に分け与える――そんな“やさしい正義”を貫く姿に、どこか私たち母親は共感してしまいます。
アンパンマンの生みの親・やなせたかしさんは、こんな言葉を遺しています。
「本当の正義は格好いいものじゃないし、自分も傷つく」
正義の味方はカッコよくない、傷つくことを覚悟する。アンパンマンは、自分の顔をちぎって人に食べさせる。本人も傷つくんだけど、それによって人を助ける。捨て身、献身の心なくしては正義は行えません。本当に困っていることといえば物価高や、公害、飢えということで、正義の超人はそのためにこそ、戦わなければならないのです。
アンパンマンは、やけこげだらけのボロボロの、こげ茶色のマントを着て、ひっそりと、恥ずかしそうに登場します。自分を食べさせることによって、飢える人を救います。それでも顔は、気楽そうに笑っているのです。
「正義のための戦いなんてどこにもない」
正義はとても不安定なもので、ある日突然逆転する。正義は信じがたい。ぼくは骨身に徹してこのことを知った。これが戦後のぼくの思想の基本。逆転しない正義とは献身と愛。それも決して大げさなことではなく、眼の前で餓死しそうな人がいるとすれば、その人に一片のパンを与えること。これがアンパンマンの原点。
そんな思想に、Excellcia Coffeeも深く共感しています。
私たちは、ベトナムの農村から焙煎済みのコーヒー豆を直接仕入れています。現地と対等な関係で取引を行い、できる限りフェアな価格で仕入れることで、生産者にもきちんと利益が届くようにしています。
もちろん、まだまだ小さいです。現段階で大きな利益が出ているわけではありません。でも、だからこそ、小さくても「やさしい正義」を大切にしながら続けていきたい。
いつか利益が生まれたら、ベトナムの子どもたちの教育支援など、もっと直接的な形で還元できる未来を目指しています。
忙しい毎日、子どもが寝たあとのひと息に――Excellcia Coffeeの一杯が、あなたの心と体をそっと包み込めますように。
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