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22世紀の民主主義

本日は東京都議会選挙の投票日です!

ちょうどこの時期に、成田悠輔さんの著書『22世紀の民主主義』を読みました。タイミングも良かったので、今日はこの本を通じて「選挙」や「民主主義」について少し考えたことをシェアしてみたいと思います。

※念のためお伝えしますが、本記事は特定の政党や候補者を応援するものではなく、また特定の政策を推奨・批判する意図も一切ありません!


さて、『22世紀の民主主義』は、成田さんらしく、今の民主主義のあり方を大胆に問い直す一冊です。

選挙ということもあり、今も世間でよく言われています「若者の選挙離れ」を取り上げてみます。

最近では学校でも選挙の大切さが教えられるようになり、ネット投票やアプリ投票の導入も議論されています。しかし、実際に海外の研究データを見ても、ネット投票によって投票率が劇的に上がるという確かな証拠はまだありません。スイス、カナダ、ブラジルなどの事例でも、効果はわずか数%ほどのようです。


仮に若者の投票率が高齢世代と同程度まで上がったとしても、今の日本では若者世代の人口そのものが少ないため、選挙結果に大きな影響を及ぼすことは難しいという現実もあります。

さらに、日本では世代間の政党支持の差も欧米ほど明確ではなく、結果として社会全体の変化につながりにくい構造になっているようです。


成田氏は、こうした現状に対して「制度そのもののアップデート」が必要だと主張します。ただの改革ではなく、もっと抜本的な発想の転換が必要だというわけです。成田さんらしいですね。


この視点は、実は私たち経営者にも通じるものがあります。社会や市場の構造が大きく変わる中、従来のやり方をただ続けるだけでは、未来は描けません。20年、30年と会社を支えてきた方法も、これからは見直しや再設計が求められる時代です。


Excellcia business では、そうした変化の中で中小企業の経営者に寄り添い、「持続可能で強い経営」をともに作っていくことを目指しています。

今日の一票と、日々の経営判断は、どちらも未来をつくる“選択”なのかもしれません。

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