「マウント消費」の経済学
- Excellcia Coffee
- 6月11日
- 読了時間: 2分
本日は先日読んだ本の感想を書いてみたいと思います!
本のタイトルは、「マウント消費」の経済学(著者:勝木健太/出版社:小学館新書)です。
「ちょっといいホテルに泊まりたい」「話題のカフェで週末を過ごしたい」「限定アイテムをSNSでシェアしたい」——皆さんは本当にそう思って、そのような選択をしていますか??もちろん、忙しい中で癒されたい、休日くらいは非日常を味わいたいと思い、特別な空間や商品を選択されている方も多くいらっしゃると思います。
でも、知らず知らずのうちに“マウント消費”という行動原理が働いている方も多いのではないでしょうか。
マウント消費とは、自分の価値を周囲に示したい、共感や羨望を得たいという気持ちがベースとなる消費行動のこと。本書では、この現代人の心の動きを経済学や行動心理学の視点から丁寧にひもとき、今の消費トレンドを読み解きます。
とりわけ、SNSを多用されている方にとっては、自身の選択の背景を見つめ直す良い機会になるかもしれません。普段何気なく選んでいる旅行先、コスメ、ファッション、レストラン等——それらの選択が、実は“自分をどう見せたいか”という無意識のメッセージであることに気づかされます。
興味深い本でしたが、「マウント消費をどう活かすか」「SNS発信やブランディングにどう応用できるか」といった実践的なヒントやノウハウはあまり触れられておらず、少し物足りなさがありました
とはいえ、SNSが多用され、それでどう表現されるかがポイントになっている現代、そして珈琲豆を取り扱う当社にとって、考えさせられる一冊でした。
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